ダルマアリに出会った日、密かにテラニシハリアリにも出会う。

僕は現在大阪に住んでおります。

関西にもアリ愛好家の方がたくさんおられ、僕もとあるコミュニティに入れて頂いています。

先日、コミュニティにこんな情報が・・・

「ダルマアリ発見!」

 

ダ、ダルマアリ・・・?!

アリ歴約15年という無駄に長い(内容が薄い)時間の中で僕がまだ一度も出会えなかったアリ・・・

ダルマアリというアリはカギバラアリ亜科に属しカギ状に下方へ曲がった特徴的な腹部を持つが、最も大きなインパクトはその愛らしいずんぐり丸まった体型。先人の方々のサイトやブログで見て、図鑑で見て、いつかは見てみたいと頭の片隅に常に存在していたアリ。

 

そんなダルマアリが見つかったという情報(しかもどのような場所で見つかったかもご教授頂きました)を見ては居ても立ってもいられません。

翌日、いつものフィールドへ出掛け、頂いた情報のヒントをもとにダルマアリが見つかりそうな場所を求めて森を彷徨う・・・

 

あ、あった・・・!

 

条件に合致しそうなポイントを発見。何てことはない、いつも通っている場所。だが林道から数メートル離れている。

周囲を確認し、意を決して駆け寄る。

それはボロボロに腐朽した倒木の下のフカフカの土壌。

そこをいくらか掘り起こし探ってみると・・・何か出た?!

 

ダルマアリのワーカー

ダルマアリのワーカー

ラニシハリアリのワーカー

ラニシハリアリのワーカー

たくさん見つかるオオハリアリの中に紛れてずんぐり小さな赤褐色のアリ・・・ダルマアリだ!!正しく目星が付けられればこんなにも早く見つかるのか・・・

さらにオオハリアリとは異なるハリアリのワーカーが2匹。こちらは後で同定するとテラニシハリアリだった。

www.antencyclopedia.com

www.antencyclopedia.com

ダルマアリ、テラニシハリアリともに初めて観察する種類。

これでホームページの記載種は102種となった・・・!